古越龍山の伝統製法
「古越龍山」は、➀原料と仕込み ➁発酵 ➂貯蔵 ➃出荷・絵付けという工程で製造されています。
古越龍山の品質管理
伝統を活かしながら、より近代的で安全な酒づくりへ

世界三大美酒のひとつに数えられる紹興酒。それを名実ともに代表するブランドとして、全紹興酒の年間生産量約40万klのうちの約40%(2008年12月現在)を占める古越龍山は、安全性の向上にたゆまぬ努力を重ねています。
製造部門から製びん会社まで約20もの子会社を持つ一貫体制。社内には浙江省の監督を受ける黄酒技術センターがあり、このような省級レベルの技術施設は中国国内でも非常に希有なケースです。
伝統的な紹興酒づくりの手法を守りながらも、つねに最新の設備を導入し、徹底した品質管理を実現。衛生的なクリーンルームで古式ゆかしいカメ詰めの作業が行われるなどの一見ミスマッチな光景も、中国を代表する銘酒として世界中で安心して味わってもらうための矜持のあらわれなのです。
過去より今日、今日より明日…と古越龍山のあくなき挑戦は続きます。
中国の歴代王妃たちのように、あでやかに衣を纏っていく。

紹興酒といえば、化粧カメのあでやかさも大きな魅力。昔、この地域では、女児が生まれると黄酒をつくり、生まれて1ヶ月目に当たる満月の日に親戚などを呼び、一緒に酒の入ったカメを土中に埋める風習がありました。
娘がすくすくと育って嫁ぐことが決まると、カメを地中から掘り出して嫁入り道具として持たせるのです。一生幸せな人生を送るようにとの願いがこもったプレゼント。カメは美しく彫刻され、結婚を祝福する。これが花彫酒と呼ばれるゆえんです。
この風習は4世紀初頭からあったとされ、壮麗なカメを見ているだけで中国の歴史を感じます。また特別な祝いには巨大な絵付けカメがつくられ、中国紹興黄酒節などには人がすっぽり入るほどのものが披露されます。